猫種 ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴とは？

小型のオオヤマネコ？それともキツネ？ 
初めてノルウェージャンフォレストキャットを見た人は、北欧の荒野から現れた野生の猫、と思うかもしれません。逞しい体格、三角形の頭、短い鼻、短めの足に長くてふさふさとした尻尾、耳についた毛の房、輝く目と優雅な歩き方……一見すると野生のように見えますが、社交的で人を恐れません。

野生の猫は飼い慣らされることを好まず、本来は人と距離を置こうとします。けれども、この美しいノルウェージャンはとても愛情深く、人が大好きです。社交的な性格で、猫だけではなく、人や他の動物とも積極的に交流しようとします。

そのため、子供や犬がいる家族もお迎えしやすい猫です。

ノルウェージャンはとても社交的なので、例え家族の中に相性が合わない人がいたとしても、一緒に生活ができます。相性の良し悪しに関わらず、うまく折り合いをつけて人と関わることができるのです。

その方法については、こちらで詳しくご説明しています。

ノルウェージャンフォレストキャットならではの特徴は？

びっしりと生えた水をはじく被毛は、寒い北国の気候にぴったりです。特殊なガードヘアで覆われた厚いアンダーコートは、雨や寒さから彼らを守ってくれます。

最も特徴的なのは、顎から肩にかけて生えたふさふさの襟毛（ラフ）です。冬になるとこの襟毛が更に伸び、たてがみになります。また、「アンクルウォーマー」や「かんじき」のような毛も特徴的です。これらは、冬になると肉球の間や関節の周りに生える特殊な毛で、雪深いノルウェーの森を移動するのに適しています。

他の猫種と比べて、後ろ足は少し長く、前足が大きめです。そのため、雪原でも体重をバランスよく分散し、雪に埋もれずに歩くことができます。

さらにこの特徴を活かして、ノルウェージャンはクライマーとしての才能を発揮します。彼らはまるでリスのように、木を登り降りすることができます。